【完全版】退職代行のメリット9つ・デメリット7つを徹底解説!後悔しない選び方まで

「会社を辞めたいけど、お世話になった上司には言い出しにくい…」「もし辞めると伝えたら、引き止められたり気まずくなったりするのが怖い…」
一人でそんな悩みを抱え心身ともに疲れ果てていませんか?出口の見えない不安の中で自分の気持ちを「甘えなのかな」なんて責めてしまうこともあるかもしれません。しかし、それは決して甘えや無責任などではありません。
退職は法律で認められた労働者の正当な権利です。そして、その権利を行使するのが困難なあなたを守り今の苦しみから解放してくれる心強い味方が「退職代行サービス」という選択肢です。
この記事では、退職代行を利用するメリット・デメリットから後悔しないための具体的な対策まで、あなたの疑問や不安がすべて解消されるように徹底解説します。読み終える頃には「自分は退職代行を使うべきか」を自信を持って判断できるようになるはずです。

【本音】退職代行サービスを利用する9つのメリット
なぜ多くの人がお金を払ってまで退職代行を利用するのでしょうか。それは自分で退職を切り出すよりずっと大きなメリットがあるからです。ここでは利用後の明るい未来が想像できる9つのメリットを解説します。

退職で一番ストレスなのは上司に辞めると伝えた後の気まずい時間ではないでしょうか。退職代行を使えば業者がすべて連絡を代行してくれるので上司や同僚と顔を合わせずに退職できます。あの重苦しい空気や詮索するような視線に耐える必要はもうありません。
「もう明日からあの会社に行かなくていい」 これは退職代行がもたらす大きなメリットの一つです。多くのサービスでは依頼が完了したその日から会社に行く必要がなくなります。
法律上は退職を申し出てから2週間籍が残りますが、その期間は有給を使ったり欠勤扱いにしたりできるので実質的に即日退職できるわけです。

退職するとなると退職届を出したり健康保険証や社員証を返したりと意外にやることが多くて面倒です。
そういった面倒なやり取りも退職代行がすべてやってくれます。あなたは担当者から言われた通りに書類などを郵送すればあとは何もしなくて大丈夫です。
「辞めるなら有給を全部使いたい」「未払いの残業代も請求したい」 そう思っても自分で会社に言うのは勇気がいりますよね。
その点、労働組合や弁護士が運営する退職代行なら安心です。あなたの代わりに有給消化や残業代について会社としっかり交渉してくれます。もう泣き寝入りする必要はありません。

退職を伝えたら「後任が見つかるまで待て」とか「損害賠償を請求するぞ」と脅し文句で引き止めてくるひどい会社もあります。
しかし、法律の知識がある退職代行が第三者として間に入ることで会社側も不当な引き止めや嫌がらせはできなくなります。退職代行業者はあなたの心強い味方になってくれます。
特に社会人になって日が浅いと「もう会社を辞めたい」という悩みは親や家族にも言い出しにくいものです。
「根性がないと思われるかも」と不安になり一人で抱え込んでしまう方は本当に多いです。そんな時に頼れるのが退職代行で退職が決まるまであなたの味方として親身にサポートしてくれます。
退職した後の転職活動や失業保険の申請には離職票や源泉徴収票といった書類が欠かせません。
しかし、会社によっては嫌がらせでなかなか書類を送ってくれないケースもあるようです。退職代行に頼めばそうした書類の請求もすべて代行してくれるので安心して次のステップの準備を始められます。

本当の退職理由がパワハラや人間関係のトラブルだったとしても、それを会社に正直に話さなくて大丈夫です。
退職代行に任せれば本当の理由は伏せたまま「一身上の都合」として手続きを進めてくれます。わざわざ嫌なことを思い出して説明する必要はありません。
退職にまつわるストレスの多いやり取りから解放されれば心も体も元気になり、すぐに未来に向けた転職活動に集中できます。
後ろ向きなことでエネルギーをすり減らすことなく前向きな気持ちで新しいキャリアをスタートできるのは、人生においてとても大きなメリットです。
【要注意】後悔する前に知っておきたい7つのデメリットと対策
一見メリットだらけに見える退職代行にも利用する前に知っておくべきデメリットがいくつかあります。
といっても、これからお伝えする対策をしっかり知っておけばほとんどの心配はなくなるはずです。ここでは7つのデメリットと具体的な対策をセットで見ていきましょう。

まずデメリットとしてあげられるのは費用がかかる点です。
運営元によって料金は変わってきますが、だいたい民間企業で2〜3万円、労働組合で2.5〜3万円、弁護士事務所に頼むと5万円以上は見ておくと良いでしょう。
つい安さに目が行きがちですが自分の状況に合うサービスかしっかり見極めることが大切です。最近は分割払いや後払いに対応している業者も多いので公式サイトで確認してみるのがおすすめです。

残念なことに退職代行業者の中には悪質なものも紛れています。弁護士資格がないのに有給消化の「交渉」をするなど違法行為スレスレの業者です。
こうした業者に頼んでしまうと会社から交渉を拒否されてしまいスムーズに辞められないかもしれません。トラブルを避けるためにも、必ず「弁護士」または「労働組合」が運営する信頼できるサービスを選びましょう。
退職代行に依頼した後は基本的に会社と直接連絡を取ることはありません。そのため会社に私物を置いたままだと回収で困ってしまうかもしれません。
ロッカーやデスクの私物はあらかじめ持ち帰るか難しい場合は同僚に頼んでおくと安心です。社員証やPCなど会社に返すものもリストにしておけば後で慌てずに済みます。
即日退職の場合、後任の人へ直接仕事を引き継ぐのは難しいですよね。
後々のトラブルを避けるためにも担当していた業務内容やファイルの保管場所などを簡単なメモで残しておくことをおすすめします。デスクに置いておくかデータで共有しておくと良いでしょう。
これは法律上の義務ではありませんが残された同僚への配慮にもなりますし、その方が円満に退職しやすくなります。
退職代行を使ったからというだけで懲戒解雇になることはまずないと考えていいでしょう。懲戒解雇は会社のお金を横領するなどよほど重大な問題を起こした場合に限られます。
ただし、長期間の無断欠勤の末に退職代行を利用するようなケースだと会社側から懲戒解雇を主張される可能性もゼロではありません。
もし少しでも不安な場合は弁護士が運営・監修しているサービスを選ぶのがおすすめです。法的なアドバイスももらえるのでより安心して任せられます。

退職代行を利用するとやはり円満な辞め方とは言えないかもしれません。
これまでお世話になった上司や同僚との関係も一度なくなってしまうと覚悟しておいた方が良いでしょう。もし退職後もプライベートで関係を続けたい人がいるなら退職代行を頼む前に個人的に退職することを伝えておくことをおすすめします。
特に若い方だと退職代行を使うことで親や周りの人から「無責任だ」とか「筋が通らない」と言われないか不安になりますよね。
でも一番大切なのは周りの目ではなくあなた自身の心と体の健康です。精神的に追い詰められて無理を続けることの方がよっぽど自分の将来に対して無責任だと言えます。
退職代行は自分を守るための正しい選択肢の一つです。安心して利用してください。
【メリット・デメリット比較】退職代行はどんな人におすすめ?
メリット・デメリット比較表
項目 | メリット | デメリット |
精神面 | 上司や同僚と会わずに済む。精神的ストレスが激減。 | 周囲から無責任と思われる可能性。職場との関係は途絶える。 |
時間・手間 | 即日退職可能。面倒な手続きを全て代行。転職活動に集中できる。 | 事前に私物をまとめておく必要がある。 |
交渉・権利 | 有給消化や未払い賃金の交渉を任せられる。 | 業者によっては交渉不可。引き継ぎが不十分になる可能性。 |
安全性 | 不当な引き止めや嫌がらせを防止。トラブルを回避。 | 悪質な業者に依頼するリスク。懲戒解雇のリスクがゼロではない。 |
金銭面 | 未払い給与等を回収できる可能性がある。 | 2〜5万円程度の費用がかかる。 |
退職代行の利用を強くおすすめする人の特徴

- 上司が威圧的で退職を言い出すと脅されたり話を聞いてもらえなかったりする人
- すでに精神的に追い詰められておりこれ以上会社の人と関わりたくない人
- 今すぐにでも会社を辞め一日も早くストレスから解放されたい人
- 有給休暇が溜まっているが自分では申請しにくい状況にある人
- 引き止めにあっており自分一人では退職できそうにない人
退職代行を使わなくても良いかもしれない人の特徴

- 上司や会社との関係が良好で円満に退職の話を進められそうな人
- すでに転職先が決まっており引き継ぎ期間を十分に確保する必要がある人
- 退職に関する交渉事が一切なく退職の意思を伝えるだけで辞められる人
【種類別】失敗しない退職代行サービスの選び方|3つのポイント
退職代行が必要だと感じてもいざ探してみると退職代行業者の数が多くてどこにお願いしたら良いか迷ってしまいますよね。
ここではたくさんあるサービスの中から後悔しない選び方として大切なポイントを3つご紹介します。
退職代行サービスは運営元によって「できること」が大きく異なります。自分の状況に合わせて最適な種類を選びましょう。
運営元の種類 | できることの範囲 | 料金相場 | メリット | デメリット |
民間企業 | 退職意思の 「伝達」のみ | 2〜3万円 | 料金が比較的安い | 交渉が一切できない(非弁行為になるため) |
労働組合 | 退職意思の伝達 有給や退職日の 「交渉」 | 2.5〜3万円 | 弁護士より安価に 交渉を依頼できる | 損害賠償請求など裁判沙汰には対応不可 |
弁護士 | 退職意思の伝達 各種「交渉」 損害賠償請求 裁判対応 | 5万円〜 | 法的トラブルに 完全に対応できる 最も安全性が高い | 料金が高額になりやすい |
有給消化や未払い給与の交渉まで考えている方は「労働組合」が運営するサービスがおすすめです。一方で万が一の法的なトラブルが少しでも不安なら「弁護士」が運営するサービスを選ぶのが確実です。
サービスを選ぶ際は料金が明確であるかを確認しましょう。以下の点をチェックしてください。
- 追加料金は発生しないか:「〇〇円〜」ではなく「一律〇〇円」と明記されているサービスが安心です。
- 全額返金保証はあるか:万が一退職できなかった場合に備えて返金保証の有無を確認しておきましょう。
- 支払い方法は何か:クレジットカードや後払いなど自分に合った支払い方法があるかを確認しましょう。
実績が豊富なサービスはそれだけ多くの退職を成功させてきた証なので安心感があります。
まずは公式サイトで「退職成功率100%」といった表記やこれまで何件の実績があるのかを確認してみましょう。さらにTwitter(X)などでサービス名を検索して実際に利用した人の本音の口コミを参考にすれば本当に信頼できる業者かを見極めやすくなります。

口コミは「GoogleMap」でも確認することができるので是非活用してみてください。
退職代行の利用の流れを5ステップで解説
実際に退職代行を利用する際の流れは非常にシンプルです。利用の流れを5ステップにわけて解説していきます。

気になる退職代行サービスを見つけたら公式サイトからLINEやメール、電話で無料相談をします。自分の状況を伝えサービス内容に納得できれば申し込みをします。
ほとんどの退職代行サービスは料金前払いとなるので申し込み完了後に銀行振込やクレジットカードなどで料金を支払います。料金を支払った時点で正式な契約となります。
担当者に退職希望日や有給消化の希望、会社の連絡先や担当者などを伝えます。この打ち合わせはLINEやメールで完結することがほとんどです。
打ち合わせ内容に基づき退職代行サービスが会社に連絡をします。あなた自身が会社と直接やり取りする必要は一切ありません。進捗は担当者から随時報告されます。
会社から退職届や貸与品返却の案内が退職代行業者を通じて伝えられますので提出を求められた書類や貸与物を郵送します。後日、離職票などの必要書類が会社から自宅に届けばすべての手続きは完了です。
退職代行のメリット・デメリットに関するQ&A
最後に多くの方が抱くであろう細かい疑問についてQ&A形式でお答えします。
はい、その点は心配いりません。退職代行サービスからご家族へ連絡がいくことは絶対にありません。やり取りはすべてご自身の携帯電話だけで対応可能なのでご家族に知られる可能性はほとんどないでしょう。万が一、親や家族に連絡があるとすれば退職した会社から連絡があるケースです。この点も事前に退職代行サービスに伝えておけば会社の担当者から親や家族に連絡がいかないよう話をしてもらえますのでどうしても親や家族にバレたくない場合には事前に退職代行サービスに相談しておきましょう。
不利になることはまずありません。転職先の会社が前の会社の辞め方を調べることは普通ありませんしこちらから伝える義務もありません。離職票などの書類を見られても退職代行を使ったことは分かりませんので安心してください。

退職代行を使ったという理由だけで会社から損害賠償を請求される心配はほとんどありません。労働者には「退職の自由」という権利が法律で認められているからです。
ただし会社の機密情報を持ち出すなどあなたが会社に大きな損害を与えていた場合は話が別です。もし何か心当たりがあって不安な方は弁護士が運営するサービスに相談してみることをおすすめします。

一度も会社に行く必要はないので安心してください。
辞める意思を伝えることから書類のやり取り、会社への貸与品の返却まですべて代行業者と郵送で済ませることが可能です。そのためあなたは一度出社せずに退職できます。
公務員の方でも利用できます。
ただし、公務員の退職手続きは民間企業と少し違う点があるため公務員の退職実績が豊富なサービスを選ぶと安心です。
メリット・デメリットを理解して自分らしい退職を
この記事では退職代行のメリットとデメリット、そして後悔しないための選び方についてお伝えしました。
一番のメリットはやはり精神的にも時間的にも負担なく今の苦しい環境からすぐに抜け出せることでしょう。一方で費用がかかることや業者選びを間違えるとトラブルになる可能性があることはデメリットと言えます。
サービスを選ぶ際は「労働組合」か「弁護士」が運営していて料金が分かりやすく実績のあるところを選ぶのが安心です。
今の状況が本当に苦しいのなら会社を辞めることは逃げではなく自分の心と未来を守るために必要な一歩です。メリットとデメリットをよく考えた上で退職代行を使うと決めたのなら、それはあなたにとって前向きな選択のはずです。
もし利用を迷っているならまずは無料相談をしてみてはいかがでしょうか。多くのサービスがLINEなどで24時間相談を受け付けており無理に契約を勧められることはありません。
専門家に話を聞いてもらうだけでも少し気持ちが楽になるかもしれませんよ。
